長崎カジノはいつどこにできるか?(ハウステンボス/佐世保)

目次

1. 長崎カジノは、いつどこにできるのか?
2. 長崎IRの開発企業
3. なぜ、長崎カジノは候補予定地として最適なのか?



長崎(佐世保)カジノは、いつどこにできるのか?

1. 長崎(佐世保)カジノはいつできるのか?

長崎カジノIRリゾート開業への工程表を見る限りでは、2027年秋頃にIR施設が誕生すると考えられます。しかし2023年4月14日、政府が大阪府・市が申請したIR整備計画を認定した一方で、長崎県の計画認定は見送られ、国の有識者委員会で継続審査となりました。そのため、2020年代の長崎IRリゾート開業は難しい状況となっています。



なお、継続審査になった理由としては、総額4,383億円に上る事業資金調達の確実性に不安が残るためと発表されています。資金調達総額の内訳では、1,753億円が出資金、残り2,630億円が金融機関からの融資で賄う計画になっており、資金調達の協力先に外資系金融機関や投資ファンドなどが多い点に加え、2023年3月にスイスの金融大手「クレディ・スイス」が経営危機に陥り買収決定されたことが、認定見送りの大きな要因になっているようです。



2. 長崎(佐世保)カジノはどこにできるのか?

IRの有力候補地とされるのが、ヨーロッパやオランダ(とくにアムステルダム)をテーマとするエンターテインメントパーク「ハウステンボス」(HTB)で、現在ハウステンボスが面する大村湾内の現・駐車場の場所に、世界初となる海中カジノ施設(建設コストは数百億円)の建設計画が想定されており、長崎の地の利を生かした「」をコンセプトとするIR構想が考察されているようです。



ハウステンボスはヨーロッパの雰囲気に近いテーマパークなので、欧州(ヨーロッパ)好きの日本人やアジア系富裕層が憧れる場所が近くの日本にあるとなれば、必然的に多くの観光客を呼び込める要素が詰まっているとも考えられます。実際、マカオではイタリアのベネチアをテーマにした「ベネチアン・マカオ」や、パリをテーマにした「パリジャン」などが、老若男女問わず家族連れの観光客にも非常に人気が高い巨大IRになっており、長崎県の中でも佐世保市のハウステンボスは、カジノを含む統合型リゾート施設の候補予定地としては最適な土地の1つと言えるかもしれません。



また、「長崎IR構想骨子案」の中でも、ハウステンボスが北京、上海、台北、東京などアジアの主要都市に3時間以内で到着するアクセスに優れた立地にあること、明治の開国や長崎・天草地方のキリシタン関連遺産、日本有数の温泉地や自然豊かな美しい離島に鉄道の旅が楽しめるという観光資源が豊富な九州地方にあること、日本で3本の指に入る人気テーマパーク・ハウステンボスとの相乗効果が期待できることなどが記載されていることから、やはりハウステンボスがIR候補地として最適であることは間違いないでしょう。



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長崎IRの開発企業

長崎のIRへの参入意向を示していた事業者は、「カジノオーストリアインターナショナルジャパン」、「オシドリインターナショナル」、「カレント」の3事業者でしたが、2021年8月30日に長崎県が「カジノオーストリアインターナショナルジャパン」(CAIJ)を正式に事業者に選んだことを発表しました。同社の親会社である「カジノ・オーストリア・インターナショナル」は、ヨーロッパを中心に世界35カ国で215のカジノを運営した実績があるオーストリア資本の国営企業です。



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なぜ、長崎(佐世保)カジノは候補予定地として最適なのか?

長崎県と佐世保市が誘致を目指すカジノを含めた統合型リゾート施設(IR)は、日本の地方自治体で最有力候補地と言われていますが、長崎でカジノ施設を造るメリットは大きく3つあると推測できます。



1. ハウステンボスへの誘致

1つ目は、ハウステンボスへの誘致です。ハウステンボスは、「ヨーロッパ」がテーマのテーマパークで、オランダの街並み(とくにアムステルダム)を再現したオシャレな雰囲気が人気のエンターテインメントランドとして有名です。



敷地面積は東京ディズニーリゾートの約1.5倍もあり、2010年4月から旅行大手・HIS(エイチ・アイ・エス)が再建に加わったことで、今では東京ディズニーランド、大阪ユニバーサルスタジオジャパンと並ぶ日本有数の一大テーマパークになっており、世界から観光客に来てもらう上では、すでに下地が出来上がっている好条件の場所と言えるでしょう。



2. 地理的要因がそろっている

2つ目は、長崎県が九州地方にあるということです。カジノ法案では、カジノ施設は最大3ヵ所までと規定されていることから、日本各地に3つの施設が散らばっていた方が良いという考えることができると思います。その点、IR誘致候補地の1つである「和歌山」は、最有力候補の「大阪」と地理的に非常に近く、和歌山駅から片道2時間もあれば大阪府内の主要駅や人気スポットに行くことができるほど好立地にありすぎることが懸念されます。



一方で、九州は地理的に、中国や韓国、北朝鮮、台湾、東南アジア各国と非常に近く、アジア系富裕層を呼び込む場所としては適しており、江戸時代に貿易で栄えた出島を観光にヨーロッパからの旅行者を呼び込めるかもしれません。



これらのことから、IRの第1候補である大阪が誘致先として決定すれば、大阪に近い和歌山県よりも、アジア各国に近い長崎県の方が有利になる可能性が高いと考えてもおかしくありません。



3. IR誘致に積極的

3つ目は、2018年7月20日時点ですでにIR誘致に名乗りを上げていたことです。大阪府と同じく、日本全国どの地域よりも長年にわたり調査予算を計上してIR推進計画を進めてきた過去があり、長崎が一体となって本腰を入れているプロジェクトという点は大きな評価ポイントと言えそうです。



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