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カジノバカラ破産者柏木昭男はドナルドトランプに暗殺された?
柏木昭男(かしわぎあきお)
●名前: 柏木昭男(かしわぎあきお)
●生年月日: 1937年~1938年
●出身地: 山梨県
ラスベガスで「ウォーリア」(戦士)と呼ばれた男・柏木昭男。消費者金融業で財を成したT氏、大王製紙前会長の井川意高氏と並ぶ、日本を代表するカジノホエール(超ハイローラー)です。
高校卒業後、富士山で強力(登山者の道案内)として働き始めた柏木氏。その後、河口湖周辺の土地開発や不動産業、不動産関連金融業で経済的成功を収めました。ただ、地元では強引に金を貸し付けて地上げを行う悪評判が絶えない実業家だったそうです。
大のギャンブル好きで、不動産事業で儲けたお金のほとんどをギャンブルに回し、バブル真っただ中の1990年1月オーストラリア北部のダーウィンにある「スカイシティ・ダーウィン」(旧ダイヤモンドビーチカジノ)に3泊4日で宿泊、その間「バカラ」で約23億円もの大金を獲得。とくに、マックスベット30万AUD(約2,400万円)で17連勝したこともあったようです。
また、1ヶ月後アメリカニュージャージー州のアトランティックシティにある「トランププラザ・カジノ」で、わずか10時間の勝負で約9億円も勝利。しかし、5月に6日間挑んだ同カジノ場のバカラゲームで約12億円の敗北、さらにアメリカやオーストラリアのカジノ場で多額の損失を出し続けました。
それからというもの地下社会の筋から借金してまでバカラ勝負に明け暮れ、2年後の1992年1月3日山梨県富士河口湖町の富士山麓にある自宅の台所で、日本刀のような刃物で首など十数ヶ所を刺され失血死、見るも無惨な惨殺体となって発見されたのです。
この事件は、行き過ぎた「ギャンブル依存症」が引き起こす最悪の結末として一大ニュースとなり、当事件は2007年に時効成立を迎え、真相は闇の中へ葬られることに。一説には、数億円もの借金を踏み倒されたドナルド・トランプ氏の所有カジノの筋が、アメリカ地下社会の殺し屋に依頼し、暗殺計画を遂行したとも言われています。
なお、柏木氏が刻んできたカジノ大敗の記録は、1995年公開のマーティン・スコセッシ監督作「Casino」にも取り上げられ、主演ロバート・デ・ニーロ、柏木昭男役松久信幸をキャストに迎えて再現されました。
★あなたはギャンブル依存症気質?
≫ ギャンブル依存症のチェックリスト10項目
(参考文献: 賭けるゆえに我あり-森巣博ギャンブル叢書2 / 扶桑社,2015)
(写真出典元: TRUMP HOTEL / https://www.trumphotelcollection.com/las-vegas/)