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- 闇両替商の換銭党(中国マカオ)
換銭党とは?
2020年初旬に巻き起こったコロナウイルスパンデミック(Covid-19)の影響で、近年お金の悩みに付け込んだ投資詐欺事件や金銭的トラブルが世界的に多発していますが、そんな状況下で最近カジノ回廊で何かと話題になっているのが「換銭党」という犯罪組織です。「換銭党」は、カジノ施設内や周辺地区で違法な貨幣両替を行う非合法の両替商のことで、最近ではマカオカジノを舞台に水面下で暗躍していることが問題視されており、マカオ警察局ではカジノや社会における治安悪化の元凶と位置付け、取り締まりの強化を行っています。具体的な取り締まり例として、2019年3月8日にマカオ警察局により換銭党の取り締まりに関するデータが公表され、2018年年度に摘発された3050人のうち全員が強制送還され、2269人が再入境禁止処分となった事例があります。また、マカオにおける2019年度の1月と2月の取り締まり回数はそれぞれ246回と208回、1月中に摘発された545人のうち全員、2月中に摘発された562人のうち全員が強制送還され、それぞれ411人と407人が再入境禁止処分となっています。
しかし、マカオ警察局による規制強化の裏で「換銭党」による違法な活動は依然として継続しており、2021年には香港ドル(HKD)の偽造紙幣を使った違法両替や、「練功券」と呼ばれる銀行員のためのトレーニング用紙幣を利用した詐欺事件がしばしば発生するなどしているようです。
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* 参考文献: マカオ新聞 / https://www.macaushimbun.com/