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カジノ有力株の監視セキュリティ関連銘柄
- Date: 2020/2/2
- Update: 2020/7/20
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目次
【“東証1部”の監視セキュリティ関連有力株式銘柄】
1. セコム(SECOM Co.,Ltd.)
2. 綜合警備保障
3. 高千穂交易
4. サクサホールディングス(saxa)
5. EIZO(旧ナナオ)
6. TOA
“東証1部”の監視セキュリティ関連有力株式銘柄
セコム(SECOM Co.,Ltd.)
1962年7月に設立された、東京都渋谷区に本社を構える日本で最大手の警備会社。サービス業としては時価総額が国内トップクラスで、毎年安定的に成長を続けています。
防犯・火災報知、ビル設備の制御、監視システム、家庭用警備システムなど様々な分野で事業を展開していますが、主力はセンサー付きのシステム警備で、とくに防災、医療・介護分野で成長を続けており、近年では民泊サービスも新しく展開しています。2020年代は、最大手セキュリティ企業としてのノウハウを生かして、東京オリンピックの警備のほか、カジノ警備にも参入する可能性があります。
綜合警備保障
1965年に設立された、「ALSOK」(アルソック)で知られる大手警備会社で、セコムに次ぐセキュリティ業界第2位の市場シェアを持つ企業です。常駐警備や防犯・防災セキュリティサービスなど様々な事業を行っていますが、とくに金融機関やコンビニなどのATM現金警備輸送を得意とし、近年では2010年に日本ファシリオ株式会社を買収、2012年にホーチキ株式会社に出資拡大、2014年に日本ビル・メンテナンス株式会社を買収、さらに2016年に日立製作所の100%子会社で警備業の日立セキュリティサービスの買収やNTTグループの警備会社「テルウェル東日本」の事業を継承するなど、企業買収(M&A)分野で業績を伸ばしています。
カジノ施設での警備会社候補としても大きな注目を集めている優良銘柄です。
高千穂交易
1952年3月に設立された、エレクトロニクスを核とした独立系ハイテク商社。電子情報機器分野におけるパイオニア的な企業で、万引き防止システムやクラウド型無線LANで国内トップのシェアをほこります。
とくに、外資系企業向けの入館・退館システムで大きな業績を上げており、これらの高度な技術力を生かして、CCTVによるカジノ場内やゲームプレイの監視システム導入に向けて参入を検討する可能性があります。
サクサホールディングス(saxa)
2004年2月、田村電機製作所と大興電機製作所の経営統合により東京都港区に設立され東証1部上場会社で、主に監視カメラや入出・退出システム関連機器を販売する事業を展開しています。
成田国際空港の顔認証付きカメラを開発した企業として知られており、日本のカジノ業界への参入については、とくにカジノ場入口などにおける顔認証システム付きの監視カメラなどの開発・納入に期待されています。
EIZO(旧ナナオ)
石川県の本社を構える、医療現場用モニターやデザイナー・クリエイター向け高精密液晶画面、監視モニター、パチンコ台の液晶モニターなどを製造する企業。パチンコでは、「海物語」や「大工の源さん」など名作機種の液晶画面を手がけ、日本カジノでは主にビデオスロットのモニター製作会社として期待されています。
また、医療用CTスキャンやレントゲン画像、手術用モニターなどで評価が高い高度な映像技術を用いて、監視カメラによるカジノゲーム中の不正行為やイカサマなどをバックオフィスでチェックする時に、EIZO製のモニターが採用される可能性も考えられます。
TOA
業務用の音響機器や構内放送設備・通信機器、監視・防犯カメラなどのセキュリティ関連機器専門メーカー。1934年の創業以来、国内外に拠点を構え、世界120ヵ国以上で商品の製造販売事業や電気通信事業、ホール賃貸・企画運営業などを展開しています。
カジノ業界では、IR施設内の国際会議場やコンサートホールでの音響・放送設備の受注が期待されています。
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(参考文献: 別冊宝島 カジノと日本経済 / 宝島社,2017)