和歌山カジノはいつどこにできるか?(南紀白浜)
目次
1. 和歌山カジノは、いつどこにできるのか?
2. 和歌山IRの開発候補企業
3. なぜ、和歌山カジノは候補予定地として最適なのか?
和歌山カジノは、いつどこにできるのか?
1. 和歌山カジノはいつできるのか?
カジノリゾート開業への工程表を見る限りでは、2030年1月~6月には日本で最初のIR施設が誕生すると考えられます。しかし和歌山県では、2022年4月20日に開催された和歌山県議会本会議で、カジノを含む統合型リゾート(IR)の区域整備計画認定を国に申請する議案が反対多数で否決されました。「資金計画が不透明」などとして22人が反対、賛成が18人にとどまり国への認定申請ができず、IR誘致は絶望的となっています。2. 和歌山カジノはどこにできるのか?
1994年に竣工した人工島「和歌山マリーナシティ」は和歌山IRの候補予定地として最適と言われており、現在駐車場利用されている15ヘクタールの土地や、すでにホテル利用されている土地などをIR施設として活用する場合、シンガポールのマリーナベイサンズと同規模クラスの敷地面積約20ヘクタールを有することになり、その中に2500室規模の高級ホテル、5000人以上収容可能な会議場、多目的アリーナなどを建設することになると言われています。そして、上記のようなプロジェクト内容で進行した場合、IR建設投資額が約2,800億円、年間来場者数約400万人、年間経済波及効果は約3,000億円、約2000人の雇用が生まれると試算されているようです。
また、和歌山マリーナシティは広大なヨットハーバーが広がるマリンレジャーやマリンスポーツの聖地として全国的に知られている場所でもあり、関西国際空港から車で約30分、さらに関西国際空港から高速船も利用できることから、交通アクセスの利便性に優れています。
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和歌山IRの開発候補企業
和歌山県のIRプロジェクトには、香港の「サンシティ・グループ」、フランス資本の「ルシアン・バリエール」、フィリピンの大手カジノリゾート企業「ブルームベリー・リゾーツ」など、世界の様々な事業者が参入意向を示していましたが、結果として2021年7月20日、カナダに本社があるIR投資会社の日本法人「クレアベスト・ニームベンチャーズ」とグループ会社の共同事業体が正式に選定されました。しかし2022年4月20日、和歌山県議会本会議で国への認定申請が否決されたことで、和歌山県でのIR誘致が絶望的となり、クレアベスト社は同年4月28日に和歌山県内での活動を中止し、和歌山市内の事務所を閉鎖する方針を発表しました。現在は、日本でのIR開発の可能性を模索するため、東京都内の事務所は維持されている状況となっています。
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なぜ、和歌山カジノは候補予定地として最適なのか?
和歌山県でのIR誘致活動は、2003年に「地方自治体カジノ研究会」が発足されてから本格的にスタートし、その後2007年市町村や経済団体とともに「カジノ・エンターテイメント研究会」が発足、2015年5月には和歌山市によりIR誘致に向けたプロジェクトチームが設置されましたが、2011年以降は主な活動実績がなく、長きにわたり停滞を続けていました。しかし2016年12月、IR整備推進法案の修正案が衆議院で可決・成立したことを受けて和歌山県が長期総合計画の原案が発表され、その中で和歌山市の「和歌山マリーナシティ」と「コスモパーク加太」、白浜町の「南紀白浜空港跡地」が和歌山県のIR誘致先候補地として盛り込まれたと言われています。とくに、1994年に竣工した人工島「和歌山マリーナシティ」は和歌山IRの候補予定地として最適と考えられており、約40ヘクタールの敷地面積の中で、駐車場利用されている15ヘクタールの土地や、すでにホテル利用されている土地をすぐにでもIR施設として活用できる点が評価されています。
和歌山県は、日本有数のリゾート地・南紀白浜や神道の世界を代表する熊野古道、高野山、伊勢神宮(三重県)など世界的に有名な観光地があり、大阪IRや大阪市内への観光、さらに奈良や京都など日本を代表する一大観光地へも車で約60分~1時間半と交通アクセスが良好なため、日本の地方IRの候補予定地としてかなり最適な場所と言えると思います。
大阪府と和歌山県の両方で近畿圏の巨大なIR施設がオープンされれば、さらなる経済的相乗効果が生まれ、世界的に注目されるIR施設になる可能性は考えられるでしょう。
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