目次

1. 2018年の沖縄カジノIRニュース速報
2. 2016年の沖縄カジノIRニュース速報
3. 2015年までの総括



2018年の沖縄カジノニュース速報

「県民利用排しIRを」 沖縄県計画MICE 自民・細田氏が持論

琉球新報-11月14日(水)


自民党の細田博之美ら島議員連盟会長は13日に行われた自民党の沖縄振興調査会、美ら島議連の合同会議の冒頭で、沖縄県が求めている大型MICE施設の整備について「IR(カジノを含む統合型リゾート)なきMICEはあり得ない」と述べた。その上で「県民の利用を排除してでもIR施設を造るべきだ」と強調した。


カジノには反対しMICEのみの誘致に取り組む県の姿勢に対して沖縄振興に発言力のある細田氏が疑問を呈した形で、波紋を広げそうだ。



細田氏は私見と断った上で述べた。「IRなきMICEは世界的に見てもあり得ない」と話し、MICEにカジノなどを併設する重要性を説いた。細田氏はIRの開設を目指す超党派の「国際観光産業振興議員連盟」の会長も務めており、IRを後押しする狙いもありそうだ。


これに対し富川盛武副知事は「IRを入れることは難しい」と話した。



中・英カジノ来県視察 県内企業と協業模索

琉球新報-7月24日(火)


沖縄でのカジノを含む統合型リゾート施設(IR)の展開を目指す中国のインターネットカジノ企業、500ドットコム(潘正明社長)、英国のカジノ企業、レ・アンバサダー・クラブ(ケビン・マゴワンCEO)が21日に来県し、県内の大手企業関係者や首長と面談、観光施設などの視察を始めた。


23日に琉球新報社を訪れた潘社長は、富裕層向けのカジノを運営するレ社と共に、県内企業と共同で事業を展開したいとの考えを明らかにした。



500ドットコムは昨年8月に那覇市でシンポジウムを開催。沖縄でのIR整備で最大3,000億円の投資を計画していると明らかにしている。


一方、レ・アンバサダー・クラブは英国で「超富裕層」向けの会員制カジノクラブを運営し、売上高は英国トップ、2017年は10月までの賭け金総額が1兆3,300億円に上っている。ロンドンにある施設はヘンリー8世の狩猟小屋があった施設で、英国王室や政治家らが訪れるという。



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2016年の沖縄カジノニュース速報

USJ「沖縄進出」撤回

琉球新報-5月12日(木)


米映画テーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」(USJ)の運営会社、ユー・エス・ジェイ(大阪市)は11日、沖縄への進出計画を撤回することを県と政府に正式に伝えた。


昨年11月に親会社が変更したことで事業の見直しが進んだ結果、「既存の大阪のパークに経営資源を集中投資する」として第2のテーマパーク建設は見送る判断をした。



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2015年までの総括


2014年に大きな話題となったカジノニュースと言えば「沖縄カジノ」建設計画に関してです。



以前から沖縄では、日本でカジノが合法化された際の主なカジノを含むIR誘致先として考察されてきた歴史があり、2004年7月にはスイスのカジノ合法化に大きく貢献したヨーロッパ最大のカジノ運営企業「カジノ・オーストリア・インターナショナル」(CAI)が沖縄カジノへ進出を表明するなど、外資にとって魅力の高い地域でした。


そして、2014年に再び活発化したカジノ解禁の流れを受け、沖縄カジノ構想を発表したのが「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」です。



現在「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」は、夢洲カジノの建設地と同じ大阪市此花区にテーマパークがありますが、今回運営会社・USJが沖縄で計画するテーマパークは「映画とテレビ番組」をテーマにした大阪とは異なり、沖縄独自の自然を生かした造りと、カジノ場を併設する統合型リゾート(IR)です。


海外では、セントーサ島(シンガポール)の「ユニバーサル・スタジオ・シンガポール」内に併設された「ワールドセントーサカジノ」が大きな成功を収めている例があり、USJのグレン・ガンペル代表取締役社長は日本でのカジノ解禁を見越して、IR推進を進める安倍晋三首相と人脈を築いていきました。



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( 写真出典元:産経ニュース/http://www.sankei.com/ )



さて、そんな沖縄カジノリゾートの舞台に挙がっているのは、美ら海水族館がある沖縄県本部町の「海洋博公園」です。


海洋博公園は1975~1976年に開催された「沖縄国際海洋博覧会」の跡地で、広さは72ヘクタールあります。



また、その他にも米軍普天間基地の移設先で辺野古がある名護市の「名護自然動植物公園」(ネオパークオキナワ)や、浦添市の西部に位置するアメリカ海兵隊基地「キャンプ・キンザー」も候補地として挙げられていました。



しかし、2014年11月米軍普天間基地の移設やカジノ誘致を推めてきた仲井真弘多氏が沖縄県知事選挙で落選し、辺野古移設&カジノ誘致反対派の翁長雄志氏が知事に当選することに。


これを受けて、美ら海カジノ名護カジノの構想実現が絶望的になったのです。



さらに、2015年9月28日アメリカ資本のコムキャストがUSJを買収し、同年11月13日には日本カジノ参入を積極的に取り組んでいたグレン・ガンペル代表取締役社長が退任、沖縄のユニバーサルスタジオカジノ構想は一旦幕を下ろすことになりました。



「IR(アイアール)」とは?
カジノを中心にホテル、レストラン、ショッピングモール、劇場、映画館、アトラクション、会議室、ビジネスコンベンションセンターなどを組み合わせた複合観光施設のこと。

「USJ」とは?
アメリカ資本の「ゴールドマン・サックス・グループ」が出資する、ハリウッド映画のテーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」の運営法人。カジノ関連事業では、「MGMリゾーツ・インターナショナル」や 「シーザーズ・エンターテインメント」、マレーシア資本の「ゲンティン」などと協議している。


( 写真引用元:USJ公式サイト/http://www.usj.co.jp/ )



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